社交ダンスのマナー
社交ダンス=社交の場でのダンスです。趣味、スポーツ、競技、または社交目的として。社交ダンスをするにあたって、目的・目標は人それぞれ違うと思います。
皆が一つの音楽に合わせて一緒にダンスを踊るのですから、マナー・思いやり・心の交流は大切にしたいですよね。また、「スポーツ」であり「競技」であるということ、踊る楽しみは忘れないようにしましょう。
一般的なマナー
【清潔感】
髪の毛のセット・手洗い(爪のお手入れ)・シューズのお手入れなどきちんとしておきましょ う。
【会話】
幅広い年齢層の中での会話のコミュニケーションは苦手、という方もいるとは思いますが、ツンとした態度や仲の良い人だけ話したり、ひそひそ話などは周りのみなさんにも良い印象は与えないでしょう。
まずは「こんにちは」「今日は天気が良いですね」など相手の人が返しやすい言葉で話しかけてみましょう。
【笑顔】
初めて出会った人との会話やダンスを踊る時など、緊張は付き物です。緊張して顔が強張っていたり、ダンスに集中しすぎて無表情だったりしていては、相手の人も楽しくはありません。
常に笑顔を心がけていればきっと会話も弾むでしょうし、笑顔で踊る姿は見ている人も心地良いものです。
【香水】
香水の香りには人それぞれの好みがあります。香水はつけすぎに注意しましょう。
ダンスの誘い方
申し込み、申し受けはあくまでも紳士淑女に。男性から女性にダンスの申し込みをするのが一般的とされていますが、男性の人数が少ない場合は女性から誘ってもいいでしょう。
また、同じ相手ばかり誘うのは控えましょう。できるだけたくさんの人とを誘うよう心がけましょう。
申し込まれたら、特別の理由がない限り受けましょう。同伴者がいる場合は、同伴者の許可も得る事をお忘れなく。
もしも誘いを断られたとしても、また相手があなたと踊りたくなるような、紳士的でエレガントに引き下がれるようにしましょう。申し込みを断って、その曲の間に他の人と踊る事はやめましょう。断られた相手からすると良い気はしないですよね。
踊り終わったらお礼を言って、もとの席まで男性が女性をエスコートしましょう。
フロアでのマナー
フロアに対してLOD(Line Of Dance)反時計回りで踊ります。これを守っていないと他の人とぶつかってケガをしてしまう可能性がありますので、フロアでの交通マナーは守りましょう。
また、フロアが混雑している場合は、ホールド、歩幅をコンパクトにしましょう。みんなのフロアだということを、お忘れなく。それでも他の人とぶつかったら、どちらが悪くても謝りましょう。ダンスをしていての接触ですからどちらが悪いとも言いきれないですよね。
演奏中の音楽を無視したり、男性のリードを無視した身勝手な踊りは相手を混乱させるのでやめましょう。自ら相手のダンスを直したり、ステップ等教える事は、相手からすると良い気がしない場合もあります。まずは、相手に合わせて踊るという事を大切にしましょう。